新型コロナウィルス感染拡大により、世界的な経済低迷が引き起こされている昨今、米中対立の深刻化、低金利下で高まる金融リスクなど先行きはまだまだ不透明感が強いと言えます。このような中で、日本経済の屋台骨である中小企業・小規模事業者は、経営者の高齢化や人手不足といった構造変化に直面しています。AIやIoT、センサー、ロボット、ビッグデータといった第４次産業革命がもたらす技術革新に加え、コロナ禍が私たちの生活や経済、社会を加速度的、画期的に変えようとしている今、関西経済の発展のためには、技術開発、新たなビジネスへのチャレンジ、持続可能社会の実現、若手人材の育成が必要不可欠となります。そして、脱・自前主義により、あらゆる分野間での協業を加速させ真のオープンイノベーションを進展させなければなりません。

２０２１年に開催延期となった東京オリンピック・パラリンピック、２０２５年の大阪万博と、日本、そして関西のプレゼンスを世界に示す絶好のチャンスが到来しています。これらを単なるイベントとして捉えるのではなく、若手やベンチャー企業の積極的な活用など、既成概念に囚われない取り組みで「産業の力」「地域の力」「人の力」を集め、利益を未来に投資することが次の新しい価値を生み出すことに繋がります。

関西ニュービジネス協議会は、『若い起業家の育成』『ベンチャー企業の支援』『会員のニュービジネス創出促進』を軸に、「新たな夢と希望に向かうチャレンジ精神あふれる関西」創出のため、全力をあげて取り組み、関西経済の更なる活性化を目指します。関西ニュービジネス協議会への御理解と御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。