年頭のごあいさつ

一般社団法人関西ニュービジネス協議会　会長　小松　範行

２０１９年の新春を迎え、謹んでお慶びを申し上げます。また、当協議会の活動に対しご理解とご支援を頂き心より御礼申し上げます。

２０１８年の日本経済は緩やかな成長が持続され、中小企業の状況も改善傾向にありましたが、度重なる地震や台風などの自然災害による甚大な被害に見舞われ、経済活動にも少なからずの影響を及ぼした一年となりました。

関西では２０１９年は、Ｇ２０、ラグビーワールドカップが開催されます。２０２１年にはワールドマスターズゲームズ、そして２０２５年の国際博覧会の開催が控えています。これらは世界中の人々が参加する国家プロジェクトであり、大阪・関西の魅力や強みを世界に発信し、成長の起爆剤とする絶好の機会であります。この機会に、若手やベンチャー企業などを積極的に活用することで、既成概念に縛られないものにしていくことができれば、イノベーションや新しいビジネスの創出などに繋がります。

関西ニュービジネス協議会（ＮＢＫ）では、本年も『若い起業家の育成』『ベンチャー企業の支援』『会員のニュービジネス創出促進』を軸に、関西経済の活性化、チャレンジ精神にあふれる地域経済づくりに貢献して参ります。

『若い起業家の育成』は、若者が潜在的に持つイノベーションのポテンシャルに働きかける事に力点をおいた「起業家教育プログラム～１６歳からの起業塾」の実施により、自分の中の可能性に気づき、未来に夢や希望を描いて、実現していく力を持った「イノベーションの担い手となる若者」の人材育成に取り組みます。

『ベンチャー企業の支援』においては、「ＮＢＫニュービジネスアワード」や「Connect！In Kobe」の実施を通してビジネスアイデアを発表する場の提供、会員企業との連携や大企業、ベンチャー、ベンチャーキャピタリスト、起業家予備軍の交流を演出し、ニュービジネスの成功事例を創りだすことによる「イノベーション」と「ベンチャーの創出」に取り組みます。

『会員のニュービジネス創出促進』では、「ＮＢＫフェスタ」や「日本ニュービジネス協議会連合会（ＪＮＢ）との連携」を通じ、近畿２府５県の地域特性を生かしながらも、広域経済団体としてのスケールメリットを最大限活用し、会員企業間の連携、会員間の情報交流、会員企業への情報提供を行うことにより、ビジネスチャンスの拡大、ニュービジネス創出の可能性を探り、活動の面白みを感じることのできる団体として事業を進めて参ります。

すべての原点である人材が集まり「新たな夢と希望にあふれた活力ある関西」を創出し、面白くて役に立つＮＢＫとして活動を強化していきたいと考えております。関西ニュービジネス協議会（ＮＢＫ）への積極的なご協力とご支援をお願いし、皆様の御多幸と御健勝を祈念いたしまして、新年の御挨拶とさせていただきます。