滋賀ブロックでは、地域防犯活動で大きな成果を上げている西大津駅周辺防犯推進協議会を迎え、12月15日(水)ロイヤルオークホテルにて12月度の例会を開催した。 JR西大津駅周辺は、利便性と環境のよさから人口急増地区となる一方で、駅前やショッピングセンターに若者がたむろし、深夜まで暴走族が走り回るといった治安の悪い街になっていた。このような事態に対処すべく自主的に地域住民が立ち上がったのが本協議会であり、警察との連携や夜間巡回など街をあげての活動によって約1年の間に、若者のい集や落書きがなくなり暴走族も解散させることができたこと、04年9月にはNPOの認可が下りるまでになったことなどをお話いただいた。また、奈良の生徒誘拐事件がおこる中、生徒の登下校や社会的犯罪弱者を守るために、現在、地元のオプテックス(株)(会員企業)、立命館大学、同協議会とで、産学民連携による地域防犯システムの共同開発を推進しており、滋賀県内外からも注目を集めるようになってきている。今後さらなる街の安全と地域の活性化に努めていくとのことである。 その後、講師も参加した交流会に移り盛況の内に閉会となった。
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