ニュービジネスネットワーク委員会 第3回社内ベンチャー研究会
社内ベンチャー研究会は社内ベンチャー事例及び社内ベンチャー経営者の狙い・意図・背景を取り上げることにより、関西活性化のためのベンチャー人材育成の糸口を模索するものです。この第3回の研究会が大日本スクリーン製造(株)の社内ベンチャーである(株)カスタネットの植木 力代表取締役社長を講師にお招きし、30名が参加して1月19日NBK事務局ビル会議室に於いて開催された。社名のカスタネットはカスタマーとネットワークで事業を拡げカスタネットのように打てば響く会社を目指すという由来で、社内ベンチャー支援制度(退職型)を利用して創業された。大手通販会社が躍進しはじめた4年前、「顔の見える通販」と言うビジネスモデルでスタートし、今や京滋地区で1番を狙えるポジションになっている。在庫を持たずに全国翌日配達可能なシステムと、商売の基本である定期訪問:顔を見せることで顧客ニーズをしっかり掴むことがその核であり、口コミで広がったサポーターは全国規模。また、創業時から福祉事業を通じて社会貢献活動をしており、特に使用済みトナーカートリッジ回収によるカンボジアの教育環境支援活動は各マスコミで大きく取り上げられ、カスタネットファンが大きく広がるパワーとなっている。後半の交流歓談タイムには、「成功の秘訣は、会社をやめ、退路を断ったこと」という厳しい体験談が語られ、一同が感動する研究会となった。