滋賀ブロック例会
4月27日(木)、ロイヤルオークホテルにおいて18年度最初の滋賀ブロック例会を実施した。
今年の年間テーマは「社会変化に対応したニュービジネスのあり方にヒントを得る」とし、昨年に引き続き「インキュベーションオフィス等との連携」に取り組んでいくほか2007年問題を目前に控えた「シルバービジネス」にも取り組む。
まずはじめに4月は「シニア人材の新現役化」と題して日本労働組合総連合会滋賀県連合会の中村憲市会長と(財)滋賀県勤労者福祉協会の松井佐彦事務局長の講演で始まった。内容は下記のとおりである。
滋賀県、全国ともに65歳時の平均余命が伸びており、平成12年の滋賀県の男性は17.41年、女性は22.48年と高齢期に入っての余命が長くなっている。
高齢者をはじめとする人々は、老後の不安なく、真に長寿を謳歌したいと望んでいる。そのためにも健康で活動的な高齢者の生活を支援する仕組みづくりが求められる。
滋賀県の高齢者保険福祉計画の新プランは「コミュニティビジネスと地域福祉が交差する仕組みの構築」を新たな滋賀モデルの提案として提起しており、具体的には「暮らし支えあいコミュニティビジネス」の起業支援システムの整備である。
また、平成17年11月?平成18年2月にアンケートを実施した「連合・第9次雇用実態調査」について企業の経営状況や雇用の増減は、2極化が確実に表れだした。今後少子高齢化をふまえた雇用形態はどうなっていくのかの報告、説明を行った。
講演終了後は質疑応答のあと、恒例により各参加企業の活動状況等を行い、議論が盛んになったころ、場所を移し会食をしながらさらに濃い情報交換を行った。今回話題の中心は福井から参加の(株)市姫商事・武田社長である。顧客が商品を購入したときに蓄積される「取引ポイント」を精算する生活者に「夢」を与える同社のビジネスを取り上げ情報交換を行った。まさしく異業種交流の極みであり有意義な時間となった。