11月度の月例会はニュービジネスネットワーク委員会・企業探訪研究会と合同で11月28日（火）、神戸海洋博物館内にある川崎重工（株）の「カワサキワールド」を見学及び川崎重工のニュービジネスに対する取り組み事例をご紹介いただいた。
　当日は神戸地区を中心に20名の参加者があり、まずは「カワサキワールド」を見学した。同施設は神戸海洋博物館の再生策として、昨年、募集されたコンペに川崎重工が応募、採用が決まったものだ。わずか半年の施工期間とは思えないくらい充実した展示内容で、同社の歴史が一目で分かるパネル展示や、同社製造の本物の新幹線やヘリコプターが展示され、圧倒的な迫力であった。
　また、シアターでは同社の多彩な製品群の紹介や、船の建造過程が巨大なスクリーンで映し出され、非常に臨場感のある迫力満点の映像であった。圧巻は「カワサキ」製のオートバイの展示である。実物の第1号機から現在の最新型まで数十台が展示され、バイクマニアの垂涎の的として、全国からも多くの見学者が訪れるという。
　ニュービジネスに関する講演では同社の技術開発本部より吉川理事と石川室長においで頂き、現在進行中の「ギガセルプロジェクト」（巨大蓄電池）の開発について話を伺った。
　交流会はメリケンパークの「オールド・スパゲティ・ハウス」にて、（株）甲南チケットの小林社長のご発声にて賑やかに開始された。小林社長が川崎重工（株）の前身の川崎航空機工業（株）のご出身で、「カワサキ」オートバイの初期における開発に携わっていたという話まで飛び出し、賑やかな中にサプライズの多い交流会であった。

◆「カワサキワールド」 TEL 078-327-8983 （神戸海洋博物館内）