12月6日(水)、SRIスポーツ(株)総合開発センター・市島工場(住友ゴム工業(株)の子会社)等の見学会を開催し23名が参加した。 同工場はあふれる緑と豊かな歴史の兵庫県丹波市市島町に位置する、世界最高水準をゆくダンロップゴルフボール工場である。18万平方メートルの広大な敷地内には、この市島工場と先進技術を結集した「ダンロップゴルフ科学センター」が併設され、様々なゴルフボールが生産されている。今回は、SRIスポーツ(株)の特別のはからいで、このゴルフボール工場とゴルフ科学センターの2箇所を見学及び体験することが出来た。 ゴルフボール工場では、材料から混練り、押出し、成型、シームバフ、マーキング、ペイント等の製造工程を見学できた。 ゴルフボールは、重量やサイズにより飛びが大きく異なる。フェアープレーのために1921年ボール規格が制定され、その後の幾度かの改正後、1990年に英国ゴルフ協会(B&A)と米国ゴルフ協会(USGA)の規格が統一され、現在に至っている。 ボールの重量は、重さが増すと慣性がつき、風の影響などを受けにくく、よく飛ぶ。その飛びすぎを抑えるため、45.93グラム以下とされている。また、サイズは、ボールは大きいほど空気抵抗を受けやすく小さければ飛距離が伸びる。そのため、直径は42.67ミリ以上とされ、ボールの温度23度±1度以内の細かい条件下でテストされている。 次に、ゴルフ科学センターでは各自が順番にスイングテストを行い、速度、打出角、スピン量など飛距離に関する計測だけでなく、ゴルフボールが打たれた時の変形挙動や衝撃力、打撃力などフィーリングに関する計測までを行い、総合的に解析・評価していただいた。 その後、場所をかえ丹波ならではのしし鍋を囲み和やかな交流会を通じて懇親を深めた。
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