奈良ブロックでは、1月29日(月)に21名の参加により、(財)南都経済センター 常務理事 中 暢良氏をお招きし、「潮目は変わった・今後の日本経済のゆくえ」 と題してご講演いただいた。 奈良交通本社ビル6階会議場にて、奈良ブロック代表の坂本成彦NBK副会長 より挨拶があり、その後講演会に移った。 中氏の講演では、景気、地価、物価、株価の現状と予想から日本経済の行方、 そして中長期的な課題として、2007年問題は中小企業には影響ないこと、また財 政赤字は財政破綻の状態であることや少子高齢化は共稼ぎの少ない奈良県で より深刻な問題であると、数字を示しながら説明された。 また、世界的には、現在の先進国(約10億人)に中国(13億人)やインド(10億人) が入ってくると食糧事情の問題が発生すると警告された。 最後に、最近の商品不具合への企業対応を例にあげ、経営者に必要なのは危 機感を持つこと、そして中小企業の顔は社長、その社長は品格を持って欲しいと 締めくくられた。 この後、会場を移動して中暢良氏を囲んでの懇親会を催した。自己紹介で、奈良 県を熱烈に愛するブロック会員の想いを各自語り、予定時間を越えての充実した ものとなった。
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