活動レポート

なにわの商人道とニュービジネス

 「なにわの商人道とニュービジネス」研究会とは、商業倫理と社会貢献の歴史と伝統がある"なにわの商人道"をニュービジネスに生かすことを目的に石田梅岩の思想を今に伝える心学明誠舎と関西ニュービジネス協議会がタイアップして開催する研究会である。
 第1回目の今回は2月16日(金)関西ニュービジネス協議会4F会議室で34人の参加者により開催された。 江戸中期に活躍した経済思想家の石田梅岩及び商人の道を大阪府立大学、人間社会学部の山中教授が紹介された。 コンプライアンスの遵守等、現在のビジネス社会で忘れられがちな商業倫理・道徳の真髄を、石田梅岩の著作から分かりやすく解説される山中先生の講演に感銘を受ける参加者が多かった。豊富な資料から、関西が発祥の商人文化や伝統、当時の町人の暮らしぶり等について実証していただいた。 講演後、参加者を交えてのディスカッションでは、現在も関西には良き商人文化の伝統を受け継いでおられる企業も多く、それらの継承をこれからもぜひ行なっていって頂きたいとの要望で話が締めくくられた。
 関西が世界に誇る商人文化の伝承と、カップラーメンやプレハブ住宅、電気製品等、これまで関西が伝統的に強かったニュービジネスとの融合を今後とも、この研究会で行なってゆきたいと思います。

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