平成19年度の第2回兵庫ブロック例会を7月27日(金)、明興産業(株)本社で開催した。 例会では、明興産業(株)の下土井社長に「我が社の新商品開発について」と題して、講演をしていただいた。 概要は以下の通りである。 『50年前、20歳で明興化学工業所を創業。絶縁物の成形加工よりスタートし、その後プラスチック加工、金型製作や電鉄・電力機器の組み立てなど幅広く手掛けてきた。 また、1995年に起きた阪神・淡路大震災、バブル崩壊後の不況、取引先の倒産など経営危機に何度も直面。それでも「ピンチはチャンス」とプラス思考で、難局を乗り越えてきた。それらをきっかけに自社商品(PB)の開発に取り組み、第二の創業を志す。 本格的にPB開発に乗り出したのは2000年。同年子会社「環境社」を設立し環境と健康をキーワードに商品開発から販売まで手掛け、本社の1階にはアンテナショップまで設けた。販売品目は空気清浄機やマイナスイオン発生装置、消臭剤、健康食品など幅広い。どの商品も天然素材を使って環境と健康に配慮している。 現在はプラスチック加工以外に金型製作や電鉄・電力機器の組み立てなど幅広く手掛け、従業員は400人にまで拡大し、中国への展開も軌道に乗り始めた。現時点で業績への貢献はほとんどないが、ロボットや医療機器などのPB研究開発にも積極的に取り組んでいる。』
この後、場所を変え、懇親会を行った。 (財)ひょうご産業活性化センターの岡田理事長にもご臨席いただき、淡路産のハモを賞味しながらの密度の高い情報交換の場となった。
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