平成19年度の第3回兵庫ブロック例会を9月21日（金）、ビジネスプラザひょうご（（財）ひょうご産業活性化センター内）で開催した。
　例会は3部構成で、第1部は、（株）ケイエスエスの吉見淳二社長（NBK常務理事に「我が社の生い立ち」のテーマで講演いただいた。
　吉見社長は北海道の小樽で終戦後生まれ、幼少の頃神戸に移りまた北海道に戻ったりと、小学校、中学校時代は数度の転校を余儀なくされた。
　大学卒業後、神戸市内の企業に就職し、当時は時代背景がよく、営業マンとして自信がみなぎり、商品も飛ぶように売れ、業績も順調であった。そんな時代であったが、オイルショックの昭和49年に転機が訪れた。
　諸事情でお金も後ろ盾もない状態で独立した。そんな中、なんとか数社の大手企業に重宝がられ取引ができたが、続けていくには株式会社にする必要があったため、昭和50年12月に親族、知人より資金を集め法人化した。当時を振り返ると、あらためて人の情けに感謝する。
　その後商社として順調に規模拡大を図れてきたが、規模の拡大だけではだめで、「メーカー機能を持った技術商社」として、お客様に当社の価値を認めていただける製品づくりを目指しており、品質向上を一番大切に考えている。
　第2部はビジネスプラザひょうごの見学である。ここは、中小企業の方々が気軽に相談を行えるよう総合相談カウンターや相談室を充実するとともに、中小企業の方々が人的ネットワークを拡大し、地域・業種を越えた企業間連携を図るため、交流室、ITサポート室などの整備を進め、この度新たにオープンしたところである。NBK会員の皆さんも、地域・業種を越えた企業間、自治体等との連携を図るため活用していただきたい。
　第3部は、（財）ひょうご産業活性化センターの会議室で、和やかな手作りの情報交換の懇親会を開いた。