滋賀ブロックの10月度例会を琵琶湖ホテルで開催した。 「産学官の連携を深め県内の新規産業創出に向けた支援活動の実施」を目的に、本年度3回目の例会を開催である。 今回は、大津市産業観光部産業政策課のご推薦による2社が現況及び今後の展望についてプレゼンした。,br>
1社目は、(株)ビッツの都留崎親氏(事業統括部長・取締役)が行った。同社は昭和34年の創業以来、電子機器部品の製造、検査を軸に時代のニーズに合わせた新事業を積極的に展開してきて、平成10年に放電プラズマ焼結機を導入し、各種複合材料及び新素材の研究開発に着手した。レンズ成型用金型材料となるSiC焼結体の製造方法にSPS(放電プラズマ焼結)法を用いることにより、高密度で放電加工可能な材料の創出を実現しレンズ製造コストの低減につなげた。又、粉末材料に圧力とパルス電流をかけることにより、難焼結材料の焼結や緻密化を低温、短時間で達成しうる新技術を開発した。 2社目は(株)シガMECの丸毛進氏(代表取締役)による「近江八幡におけるソーラー和船について」をテーマにプレゼンを行った。 同社は、昭和54年にCATVの設計、施工、保守サービスにて起業した企業で、CATVのインフラ構築事業、オーディオビジュアル事業、制御システム事業を3本柱とし営んできた。4本目の柱として、近江八幡におけるソーラー和船事業の展開を検討しており、今回はそのプレゼンであった。 2社に対する質疑応答の後、懇親会場に場所をかえ立食形式で和やかな情報交換を行った。
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