「ふりーサロン」は堅苦しい話抜きで、参加者がざっくばらんにニュービジネスに関する情報交流と親睦を図れる場、経験豊富な経営者と直に意見交換ができる場、そんな場づくりを目指して活動しております。
　２月度は１９日(火)。ロイヤルホスト難波御堂筋店を会場として、18名の参加者により開催された。ゲスト講師はＮＢＫ常任理事、株式会社タニオカドレスの谷岡一治社長。「モード屋の見た写真と経済」と題し、最近、刊行された写真集に込められた「命」への思いや、ご自身の経営者としてのこれまでの歩み、ご自身の事業に対する思いを語って頂いた。
　医学部の学生から当時、最先端のファッションの世界へ飛び込んだ動機や、学生時代からベンチャーとしてビジネスを手がけ、やがて経営者となり、会社を大きくするまでの苦労など、若い経営者には千金の値の有る話であった。
　また、ビジネスに欠かせない時代の読み方や、大きな景気の流れへの処し方など、ベテラン経営者ならではのノウハウも開陳して頂き、一生懸命メモを取っている方も多かった。
　第2部の食事をしながらの質問会では、「なぜ、医者の道を捨ててビジネスマンになったのか?」とか、写真集から「どの写真が、一番撮るのに苦労したんですか？」等、素朴な質問にも一つ一つ丁寧に、誠実に答えられていたのが印象的であった。
　賑やかな中にも、どこか芸術的な雰囲気の漂う会であった。