3月26日(水)、クレオ大阪西会議室において、KWBN例会を開催した。 (財)大阪市女性協会 邊見倫子氏より、「クレオ大阪」についてのご紹介をいただいたあと、「職場のメンタルヘルスを損なわないコミュニケーション力UP講座」をテーマに、ソーシャルスキル・プログラム代表・人材活性コンサルタント 吉田真知子氏にご講演いただいた。 講義の合間にディスカッションや発表も行われ、講義終了後も講師への質問がなされるなど、活発な会合となった。 (講演内容) 働く人々の半数はストレスを抱えていることがわかっている。男性はストレスの量を、女性はストレスの種類を問題にしている。特に女性は人間関係にストレスを感じている。 ストレスには「よいストレス」と「悪いストレス」がある。「よいストレス」とは適度な刺激となり、プラスになるもの、「悪いストレス」とは、過剰・慢性的で、身体・精神・行動症状に悪影響を及ぼすものである。また、大きいストレスには人間は身構えることができるが、小さくても慢性的になると、大変危険だといえる。 ストレスのたまりやすいタイプは大きく分けて二種類ある。 ・頑張り人間型 ・気遣い人間型 人間関係におけるストレスの一番の要因は、「多様性」である。組織にとって、多様性は成長のための栄養であり、仕事をしていく上では避けて通ることはできない。そこで、(1)人はひとりひとり違う、(2)自分を理解し、肯定する、(3)相手へ興味を持つことにより、双方向のコミュニケーションを活性化させることが大切である。 話す:聞く比率は、3:7位が適切である。聴くスキルをあげる、積極的傾聴を図るには、にこやかな表情、話の腰をおらない、自分の意見は最後に言う、などが大事である。全ての人にいきなり自分を受け入れてもらうことはできないことをまず理解する。人を変えることはなかなかできないが、こちらが相手を相手の立場・気持ちを慮り、逆に自分に対してもそうしてもらうことで、相手に自主的に変わってもらうことはできる。そうして、組織・チームを活性化し、よりよい職場に変え、ストレスを軽減していただきたい。
|