活動レポート

滋賀・奈良ブロック合同例会

 今花町の芸妓の衰退が激しい。その原因は旦那様の皆無状態により若手芸妓の跡継ぎを姐さん方が断念している。会社員制による士気の低下、さらには若手のプロ意識の低下。また育成には最低でも10年~20年程度必要であるが、若手の育成のスピードが間に合わず、または若手が次々に辞めてしまう等々。
 一方京都の花街は、ほとんど減っていない なぜなのか? 京都女子大の西尾久美子准教授が「京都花町の経営学」との本を出版されています。その先生をお招きし、北野天満宮近くの上七軒にある中里を尋ね、学ぶ事をしてきました。
【魚新にて】(写真 中央和服が先生)
 まず西尾先生から「京都花街の経営学」について、ご講演いただいた後、食事をしながら質疑応答をさせていただいた。 
【中里にて】
 実際にお茶屋に行き、芸妓さんと会話をし、踊り、歌、三味線を聴いた。
 芸妓さんが、ホテルで約百名程度のロシア人を数名でデジカメを使って対応し、喜ばせた例やドバイなどの海外まで行った話を聞けた。 
 臨機応変が「座持ちがよい妓」となる。 「座持ちのよい妓」を育てる仕組みと「一見さんお断り」による良質なお客の選別と維持が大きい。
 経験者のかたもおられるでしょうが、なんとも非日常的な「はんなり世界」をオムロンさんご紹介で経験させていただいた。

0223 滋賀・奈良ブロック合同例会
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