活動レポート

滋賀ブロック例会

 滋賀ブロックの8月例会を琵琶湖ホテルで開催した。
 今回は、NBK大賞への推薦企業を選出する『企業プレゼン会』と題して、ユニークな技術をお持ちの企業2社をお招きし、プレゼンしていただいた。
 各社のプレゼンの前に、滋賀ブロック代表の小林より始めのご挨拶をした。その後、NBK大賞の概要とスケジュールなどを事務局の沼上より説明した。
 まず1社目に高橋金属株式会社の環境商品事業部 研究開発室室長の広川 載泰様より排水中のリン・フッ素を吸着・除去・再資源化できる吸着剤「エコリッジ」と資源回収装置についてプレゼンしていただいた。
 従来の排水処理の課題は、①排水中の物質は汚泥化した後、資源として利用されない ②排水規制強化への対応が困難 などがあるが、今回同社の開発した吸着剤と資源回収装置は、吸着・除去した物質の再資源化が可能であり、処理水中のリン・フッ素濃度を測定限界以下に低減できるという特徴がある。
2社目に有限会社聖和デンタルの代表取締役の岡野 仁夫様よりPVA(ポリビニルアルコール)を活用した手術練習用血管モデル、臓器モデルについてプレゼンしていただいた。 現在の手術練習用モデルの素材にはシリコンやゴムなどが使用されているが、実際の人体とは感触が異なる。しかし、同社の開発・製造しているPVAの臓器モデルは、親水性があり、他の素材より人体に近いため、医師の技術向上に役立つと大学などで高い評価を受けている。
 2社からのプレゼン終了後、懇親会を実施。参加企業の親睦を図った。

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