大阪ブロックでは、10月22日(金)に第2回目の「ドラッカー研究会」をポップタウン住道オペラハウス南館4Fで開催した。 今回は、ドラッカーの著書である『現代の経営』を基に、マネジメントの本質について「シアーズ物語」と「フォード物語」を事例にして講義いただいた。 この『現代の経営』は、ドラッカー学会会長でありドラッカーの著書の数々の新訳を行った上田惇生氏が「経営を学ぶために必ず読まなければならない本を1冊挙げるならば、それは本書である」と言っている、世界で初めてマネジメントを総合的に扱った書である。今でもドラッカーのマネジメント論を知るための必読書になっており、この本の中でも特に世間に大きな影響力を及ぼしたのが「目標と自己管理によるマネジメント」、通称「目標管理」と呼ばれているマネジメント手法である。 現代の成果主義の基本になっている「自身で目標を設定しその成果を測ること」は、ドラッカー提唱のこの「目標管理」なのである。 平成22年分の次回以降の内容は、下記のとおり。
第3回・2010年11月26日(金) 「マネジメント」を読み解く
(1)マネジメントの発明者
(2)日本での評価・日本への評価
第4回・2010年12月24日(金) 「我が軌跡(傍観者の時代)」を読み解く
(1)ドラッカーの原点
(2)ドラッカーの生きた時代と周辺の多彩な人物像 平成23年も「P・F・ドラッカーの経営哲学」について、4回開催いたしますので、多くの会員各位の聴講を期待します。
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