活動レポート

ニュービジネス振興研究会

 11月18日(木)朝、大阪市北区の大阪第一ホテル6階「ランスロット」において、「第一回ニュービジネス振興研究会」を開催、19名が参加した。
 この研究会の目的は、ニュービジネスの本来のあり方を議論し、その議論を反映させたニュービジネス施策を策定すること、また、ニュービジネスに興味のある人材を集めることにある。
 今回は(株)マイファームの西辻一真社長を講師としてお招きし、長谷川恵一NBK常務理事の司会でお話を伺った。
 (株)マイファームは、現在の農業の危機的現状を見つめなおし、日本各地にある耕作放棄地の解消と再生をメインに、そのシステムを創り出し実践しているベンチャー企業である。
 現在、耕作放棄地と呼ばれる土地は、全国で40万haを超えようとしており、今後も上昇傾向にあるといわれている。
 また、日本の食糧自給率の低さが問題視されており、「自分の食べるものは自分で作る」という概念が少しずつ広まっている。 そこで、自分で作物を作りたいけれども十分な土地がない一般の方々と、土地はあるが、後継者不足等で農業が続けられない農家の方々の橋渡しをするべく、体験型の農園システムを事業として立ち上げ、耕作放棄地解消のための活動を行っている。
 講演の後、岡本充智NBK常務理事と西辻社長との対談も行った。
 「農業を始めたいが大変、どう取り組んだら良いか分からない」ということをよく聞くが、という岡本常務理事の質問に対し、西辻社長は、まず、 1)夢を持つ 2)「事業を始めるということは難しい」という覚悟 3)相応の準備 (農業は大地が相手であり作物が育つまで待たなければならない) が必要と答えられた。
 また、西辻社長が大切にしている経営指標は「1)理念の共有、2)精神教育、3)資金 である」とのことであった。
 今回の講演は、混迷の時代における企業・経営者のあり方として大いに参考にしていただける内容であった。
 なお、今後は、1月13日(木)18時~(京都)、3月17日(木)(大阪)の2回開催する予定である。皆様のご参加をお待ちしています。

1118ニュービジネス振興研究会
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