兵庫及び大阪ブロックでは、初めての合同例会を1月21日(金)~22日(土)、有馬の「古泉閣」において、講演会と懇親会の二部構成で開催した。参加者は22名。 第一部の講演会では、まず、金井重要工業(株)の金井宏実社長(NBK理事・古泉閣社長)を講師に、「社会的責任の視点を取り込んだ経営」をテーマにご講演いただいた。 日本社会、企業経営を取り巻く環境は大きく変化しており、これからは市民社会の時代である。われわれがすべきことは、公共を考え、社会的課題解決のための活動をしていくことである、等お話しいただいた。 引き続き、事例発表として、(株)プラスリジョンの福井佑美子者社長に「企業×福祉×大学=新しい障害者雇用モデルの可能性」と題し、有益な障害者雇用にまつわる情報をご提供いただいた。 同社は「障害のある人の働く場づくり」のための(事業的手法で社会課題の解決に挑戦する)ソーシャルビジネスを行っている。 雇用率を満たすだけの障がい者雇用は経営状況によっては企業を苦しめるだけであり、「経営」と「障がい者雇用」の両立を目指せる新しい手法が必要である。 今回の事例発表では、プラスリジョンが厚生労働省研究成果をもとに独自に開発した食品加工事業での障がい者の適材適所モデルの作り方、企業連携の実例をご紹介いただき、同社が「経営」と「障がい者雇用」を両立させるため行っている手法についてご説明いただいた。 第二部の懇親会は、宴会場で日本料理を賞味しながらの和やかな情報交換の場となった。
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