活動レポート

和歌山ブロック例会

 和歌山ブロックは3月15日(火)、28名の出席を得て、株式会社 島精機製作所 会議室において例会を開催した。
 中野副会長、島顧問の挨拶に続き、来賓としてお招きしました仁坂吉伸坂和歌山県知事より、講演を聞かせていただいた。
 例会の冒頭、今回発生した大震災で亡くなられた方々へご冥福を祈り、さらに被災者の皆様へのお見舞いを申し上げ、その後、本会のご講演となった。
 仁坂和歌山県知事からご講演の冒頭、今回の震災について被害にあわれた地域の皆様への支援についてのお話や、また、県内地域における被害状況、今後の防災基準の再点検などについてお話があった。
 その後、3つのテーマ(1.世界の中の日本 2.補論 TPP/FTA/EPAについて 3.和歌山県の経済と産業政策)について、ご講演をして頂いた。
1.世界の中の日本では、世界の中で日本の経済的な地位について、GDPやIMD国際競争力順位の変遷、外国企業による拠点機能別評価などについてお話があった。
 世界の中で日本の地位が低下しており、基幹産業(自動車、電機産業)の競争力についても、韓国企業が市場シェアを伸ばしている動向についてご講演を頂いた。
 また、国内企業においても、高付加価値拠点を海外へ移転している企業が見られ、法人税負担の国際比較も交えてご講演を頂いた。
 さらに諸外国(フランス・ドイツ・イギリス・イタリア)に比べて遅れている日本の道路整備水準についてもふれられて、新規事業の立地と高速道路の関係について、資料に基づいてお話があった。
 次に、2.TPP/FTA/EPAに関するご講演では、TPP協定についてこれまでの流れを時系列でご講演頂いた。また同時に産業分野の観点からと農業分野の観点からのご講演を頂いた。
 最後に、3.和歌山県の経済と産業政策について、和歌山県の現状を、企業誘致、観光客、雇用状況の推移を交えてお話を頂いた。企業誘致については、設備投資の部分で、H18年12月以降の4年で85件(それ以前の20年間で80件)となっており、企業の設備投資が進んでおり、有効求人倍率についてもH23年1月0.66倍(近畿1位 全国18位) 、雇用保険被保険者数H23年1月 216,026人(H17 195,953人)となっていることを話されて、企業誘致により重要性についてご講演を頂いた。
 その他、和歌山県の道路整備状況、県内企業への政策(企業成長力強化のための支援:先駆的産業開発の支援、産学官共同研究の「出会い」から新商品化まで支援、国内外に向けての販路開拓支援)について、ご説明を頂いた。
 交流会では、新中村化学工業株式会社 中村会長よりご挨拶・乾杯の発声を頂き、引き続きNBK大賞を受賞された株式会社アイスティサイエンス 佐々野社長のご紹介とスピーチを頂いた。
 さらに株式会社紀和商会 狩谷社長、株式会社インテリックス 木村社長、三木理研工業株式会社 中川会長、藤本食品株式会社 藤本社長、各氏より勉強になるスピーチを頂いた。
 中締めは株式会社紀陽銀行 松岡常務取締役にお願いし、盛上りのある例会であった。

03152和歌山ブロック例会
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