起業の鉄則研究会
平成23年4月9日(土) 15時から甲南アセット大開ビル別館5階会議室にて講師ともで21名が参加し、本年度第1回目の企業の鉄則研究会が開催された。
◆「経営の錬金術」 ~スピリッツは一つ、蒸留酒の伝播~
株式会社北野商店 取締役社長: 北野 正博 氏
・生命の水(オードヴォー(アクア・ヴィエタ))は錬金術によって蘇った。
宇宙の灰が意識を持った。
およそ137億年前に誕生した宇宙、その中に散らばる塵がやがて少しずつ固まり、銀河系、46 億年前に地球の誕生(無機物)、それから40億年前に生命(有機体)の発生するところとなっていった。 この雄大な宇宙の創造過程が錬金術たるゆえんである。(e=mc2--エネルギー=質量×光速度×光速度)
我々も猛スピードでこの宇宙の旅を体験してみようではないか。
アリストテレスが紀元前4世紀、蒸留を記述したギリシャを出発点とし、実際には8世紀ごろ錬金術師が醸造酒を蒸留機で蒸留した液体を生命の水と呼んだ。
これによりワインの腐敗することがなくなり、その後錬金術師によりスペインからの西回りルート、メソポタミアから東ルートを通るなどして世界中に伝播されていった。
錬金術は例えば、粘土の可塑性を利用して一旦潰して命を吹き込み、自然と一体感を持ったぐい飲みに変えるように、一般の物質を完全な物質に変化・精錬しようとする技術のことであり、さらには人間の霊魂をも完全な霊魂に変性しようとする意味を持っていた。
ここで地球上の錬金術において、酒のスピリッツ(酒精)と精神のスピリッツが結びついた。 酒と宇宙を考える中で、人間とはという考えに移っていった。
やがて人間は宇宙に飛び立ち、ラグランジュ・ポイント(Lagrangian point)に住むようになるかもしれない。地球をいつくしむ本来人間が備えている心が大切である。
・想像力・イマジネーションはなぜ必要か
戦後の復旧は戦中派の努力によるものであった。
団塊の世代の生きざまにはいろいろな見方がある。
創造と破壊の立ち向かうエネルギーを失ったときに人間は自己的な方向へ向かう。壮大な、しっかりとした軸を持つ宇宙からミクロの限界まで分析し尽くし、相反するものの折り合いを求める現在、人間の内面的な特性を考えていく必要があるのではないか。
終了後、近くの料理屋「雄司」において恒例の食事会と歓談の一時がもたれた。