奈良ブロックと滋賀ブロックの合同の例会を平成23年7月8、9日の両日に滋賀県内で開催した。
まず、奈良ブロックは単独の活動として滋賀県内の五個荘町を訪れ、近江商人の歴史を学んだ。近江商人の掲げる「出世払い」、「三方よし」(売り手よし、買い手よし、世間よし)の精神は現在の関西ニュービジネス協議会の活動とも通じるものがあり、過去の人々の意識の高さと我々の活動の意義を再認識することができた。 その後、両ブロックが合流し、NBK常任理事の綾羽株式会社 河本社長のご講演を拝聴した。参加者は、21名。綾羽株式会社の創業時のお話から現在の政治に至るまで幅広いテーマでお話いただいた。歯に衣着せぬ発言に、参加者は興味津々で話に聞き入っていた。 その後の懇親会では、おいしい日本料理をいただきながら、両ブロック会員同士の交流・情報交換を行った。 2日目は、午前中に叶匠寿庵"長寿生の郷"を見学した。叶匠寿庵は滋賀県に本店がある 全国的にも有名な和菓子屋さんであり、この長寿生の郷は、農園や庭園、茶室などがある約63,000坪の広大な敷地を持つ。一同はまず名物である「あも」をいただいた後、広大な農園・庭園を散策した。川床カフェで昼食をいただいた後、女将さんのお話を聞きながら、おいしいお茶菓子とお抹茶を堪能した。 その後、レトロな船「一番丸」に乗り込み、瀬田川リバークルーズを行った。一番丸の船内からは、1200年以上の歴史を持つ石山寺、近江八景の一つである瀬田の唐橋や近江大橋などを、湖上という日頃なかなか見ることのできない位置から楽しんだ。当日は天候にも恵まれ、デッキに立ち気持ちよい風を感じながら遊覧した後、合同例会を終了した。 今回は、異なった地域の文化に触れる事により新たな視点からニュービジネスについて考える機会を持つことができ、同時に奈良ブロックと滋賀ブロックとの交流を一層深めることができた非常に有意義な合同例会となった。
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