兵庫ブロックは1月24日(火)、26名の参加者を得て三宮のビジネスプラザひょうごホールにて1月度の例会を開催した。小林宏至常任理事のご挨拶に続き、「関西経済の活性化に向けて」と題して中村稔・近畿経済産業局総務企画部長からご講演をいただいた。 中村部長は兵庫県で中高時代を過ごされ、また通産省入省以来3度目の兵庫県暮しとあって、まずは関西のポテンシャルを熱っぽく語られた。古来より文化の中心であった関西には、それを支える地場産業・技術の集積があり、現在でも大型放射光施設Spring 8やX線自由電子レーザー施設SACLA(さくら)、スーパーコンピュータ「京」といった世界最高の施設が建設されるなど、今でもイノベーションの宝庫である。このイノベーションを核として近畿経済産業局も関西経済の活性化に向けた戦略的施策を展開しており、興味深い取り組み事例が紹介された。最後に、「環境・エネルギー、健康・福祉、幸福感」の新3Kの分野で、地域の特性を踏まえたLocal to Localの海外展開でイノベーションを発揮することにより、日本経済は今後も大きく発展できるとする中村部長流「日本経済二段ロケット論」で熱く締め括っていただいた。 その後、中村部長も交え、持ち込みのビール、ワインに寿司、サンドイッチ等で和やかに懇談し、親睦を深めた。
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