5月12日(土)15時から甲南アセット中之島ビル7階会議室にて22名が参加し、5月例会が開催されました。 ◆第1部 「中小企業における人財育成」
ケイ・ビジネスサポート代表 久保多貞夫氏
かつて住友金属工業でシステム事業経営に携わり人材育成に注力した経験を踏まえての発表。人は最も大切な資産であり、磨けば光り輝くゆえ、「人財」の文字を使います。
低成長時代、組織のフラット化が進み、教育の幅・深みが低下、OJTシステムの崩壊、中小企業経営者のダメ社員は教育で変えられないとした考え方などを踏まえ、計画的OJTと取組み、企業特性に合わせ特に若手をその気にさせるLearning Pyramid、コーチングさらにはPDCAの有効性、フォローの重要性について解説がなされました。 ◆第2部 「今に活かす澁澤精神「論語と算盤」」 関西師友協会参与 金谷善夫氏
関西師友協会の紹介の後、アメリカ型金融資本主義のリーマンショックなどによる崩壊により市場原理主義の行き過ぎの反省から、利他の精神、利よりも義を優先してきたかつての日本精神、その元の一つとなる渋澤栄一氏(近代日本資本主義の父)の生い立ち、業績について、三つのエピソードとして纏められました。 (1) 正義感・反骨心が発露して藩の役人に抗議、封建的身分制度を批判 (2) 陸海軍の予算で大久保利通に意見、一歩もひるまず (3) 合本主義で三菱・岩崎弥太郎と論争、経営者として在るべき姿勢を貫く。 そして渋澤栄一の「論語と算盤」(道徳経済合一説)の解説がなされました。
小林宏至塾長の総括後、当ビル1階の「本南鉄火」にて懇親会が持たれ、いつもながらの活気に満ちたひと時が過ぎました。
尚、本年1~4月は、以下のテーマで開催いたしました。 1月:「不易流行という言葉をめぐって」 大西経営事務所代表 大西泰鄰氏
「"民度革命のすすめ"をめぐって」 (株)甲南アセット顧問 千賀貴司氏 2月:「ドラッカーから、今、何を学ぶべきか」(株)システムユニ代表取締役 岡田敏明氏
「安岡正篤哲学から導かれる経営的視座」㈱甲南アセット顧問 千賀貴司氏 3月:「企業の社会的責任を考える」(株)セールスレップコラボ企業法務研修担当 松永孝三氏
「コーポレートガバナンスに関する取り組みとその有効性」
田島公認会計士事務所代表 田島一志氏
4月:「関西発!セールスレップビジネスモデル」
(株)アールアイティ代表取締役 大和幸男
「社長を盛り立てる組織作りを考えよう」家木公認会計士事務所代表 家木健至氏
|