平成26年6月25日(水)、滋賀ブロック6月例会として、昨年のNBK大賞を受賞された山嘉精練様(亀岡市)の見学会を開催いたしました。今回は、関西ニュービジネス協議会 会長の小松範行様と専務理事の高野哲正様にも出席いただき、計16名が参加しました。 まず、社長の山内伸介様より、山嘉精練様の歴史についてお話を伺いました。同社は、戦国時代の1555年に創業し、絹糸の用途を和装以外にも広げることで、技術の継承を図ろうと1970年に設立されました。次にいかにシルクが多機能を持つのかをお話いただきました。シルクは人の肌に最も近い成分でできており、デリケートな肌、敏感肌の方にとって非常に効果的にもかかわらず、取扱いの難しさから、一般にはあまり普及しませんでした。同社は、シルク文化を残し、もっと多くの人に良さを知ってほしいと、洗えるシルク「SHIDORI(シドリ)」を開発されました。参加者は、実際に30回以上洗濯した一般的なシルクと「シドリ」を手に取り、硬くならない、色落ちしない、などの違いを体感しました。 続いて工場見学では、シルクの精練工程と乾燥工程を拝見しました。乾燥させているシルクに触れ、そのシルクの軽さと柔らかさに驚かされました。この「シドリ」によって、シルクがより身近な素材として様々な分野に活用される可能性を感じました。 会社見学後、中華料理店「彩花」に移動し、とても和やかな雰囲気で交流を楽しみました。
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