活動レポート

兵庫ブロック例会

 小雨のなか、1月22日午後、本年度3回目となる兵庫ブロックの例会が行われました。
 今回は、造船や鉄道など日本の近代史の発展に深く貢献してきている川崎重工業㈱様の兵庫県にある明石工場を訪問しました。参加者は25名。
 明石工場は、欧米で人気の高いNinjaブランドの二輪車、自動車や半導体製造などに不可欠なアーム型産業ロボット、ガス発電などの汎用エンジンなどの製造拠点です。各部門では、在庫を持たずに、その日の製造に必要な部品を時間帯別に受注企業が納入する、時間別納入体制を採用。部門は違っても、職場には良い意味の緊張感と活気が共存している職場でした。
 最近完成した総合事務所には、エントランス前に明石工場で生産している川崎ブランドの製品が展示。まだ未発売の人気二輪車のNinjaH2、四輪バギー車、航空機のジェットエンジンなどがピカピカのまま展示されており、参加者の皆さんは、童心にかえったかのように、目を輝かせつつ車体を触ったり、写真を撮りあったりするほど、魅力的な製品群でした。
 今回は、NBK小林宏至副会長が中心となって呼びかけられ、NBK髙野哲正専務理事、若江宏理事をはじめ、メンバーの方々と兵庫ブロック以外の皆様も参加。正確できめ細かいモノづくりの生産工程を目のあたりにすると、ワクワクするとともに緊張感が伝わってくる視察会となりました。
 最初に川崎重工業明石工場の紹介DVDを観賞。川崎重工業社明石工場事務所総務部 永野様から、明石工場の生産状況、明石工場と連携している世界の生産拠点、顧客動向などについてのレクチャーをいただきました。川崎重工業社はカンパニー制を導入しており、そのなかでも明石工場は、唯一、一般消費者向け製品となるモーターサイクル&エンジンカンパニーです。
 その後バスで、モーターサイクル車体組み立て現場、ロボット組立現場、ガスタービン組立現場などを視察。明石工場は、210ヘクタールもある誇大な工場で、あたかも、1つの町全体が巨大工場であるような印象で、工場内もバスで移動しないと見学しきれないくらいです。 明石工場は、創設約70年をむかえ、合併前の川崎航空機時代の滑走路跡が、現在は二輪車の走行試験コースになっているなど、ところどころに歴史を感じる工場でもあります。ちなみに、明石工場に勤務されている作業員の皆さんは、入社後1年かけて、必要な資格取得、基礎となる製造技術をしっかり身に着けた後、適性をみて各現場に配属されているとのことで、人材育成面でも、基礎からしっかり伝承している、人を大切にされている企業。参加者の皆様からは、かなりご満足された感想をたくさんいただきました。
 懇親会は、明石工場近くのパーティイベント・音楽スペースの「FunFULL」で開催。小林NBK副会長と親交のある川崎重工元常務様などもご参加されるにぎやかな懇親会となりました。ちなみに、料理は、近くの明石浦漁港で獲れる活きのよい魚が中心で、メインは明石浦漁港名物のでんすけ(鱧のような巨大アナゴ)を使ったでんすけ鍋。漁師の奥様が直接料理されており、おいしいものを一緒に食べつつ、ざっくばらんな交流ができた懇親会となりました

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