ウェアラブル研究会神戸大学塚本・寺田研究室視察会
3月15日(火)、ウェアラブル研究会の参加メンバーを中心に、神戸大学塚本・寺田研究室視察会を行いました。参加者は、小林宏至副会長、田中桂子理事、髙野哲正専務理事をはじめNBK会員らの20名。神戸大学塚本・寺田研究室からは、10名ほどで合計30名ほどのにぎやかな視察会になりました。会場は、神戸市灘区六甲台ある神戸大学工学部本館。
塚本・寺田研究室は、日本において最先端のウェアラブル分野の研究をされており、神戸市などの自治体や企業とも交流が深く、大学院生が多く所属しています。卒業生には、起業をして人気ダンスグループのEXILEのステージの電飾衣装などを担当しているエムプラスプラス㈱社長の藤本実氏がおられるほどの学生ベンチャーの意欲が高い学生が多い研究室です。
現在、神戸大学内には2つの研究室があり、参加者の自己紹介の後、2グループに分かれて、それぞれの研究室で取り組まれている研究のプレゼンをして、研究中の内容を披露していただきました。
具体的には、衣服の中にセンサーを織り込んで、体温や血圧、身体の健康状態をチェックできる服の研究、指を使わずにスマホを振るだけで、ページ移動ができるスマホ内臓のセンサーやアプリの研究、ダンサーの動きに合わせて、プログラムされた丸い電飾があたかもダンスチームのように移動したりするシステムの研究、ドラムスティックを使った仮想ドラムシステムの研究など、どれも実用化できそうなものがたくさんありました。
神戸大学の学祭の皆さんは、自分たちの研究が、企業から見るとどういう評価をいただけるのかということで、参加者全員に評価してほしいということで、採点なども行いました。
当日は、米国グーブル社が開発している囲碁の対戦をする人工知能「アルファ碁」と囲碁の世界チャンピオンとの対局の日と重なり、人間と人工知能を使う未来の日本への希望と、それを実現する人材の方々と直接触れ合う貴重な機会となりました。
視察後は、会場を神戸大学工学部の食堂AMECに移して、簡単な料理をつまみつつ、学生の方々の起業に向けた熱意、不安、ネットワークづくりなどの質問を受けながら、交流ができた視察会となりました。NBKの会員企業との連携を深めつつ、お互いが発展できることを期待しています。