新年特別講演会・交流会
平成30月1月25日(木)、新年特別講演会・交流会を大阪第一ホテル(大阪市 北区) にて開催、当日はご来賓を含め約60名の参加者でにぎわいました。
特別講演会では、今、日本で最も志願者数を集めることに成功されている学校法人近畿大学の総務部長 世耕石弘様をお招きし、「知と汗と涙の近大流コミュニケーション戦略」のテーマでお話しいただきました。
『近畿大学というと、マグロとスポーツに力を入れている、というイメージが強いですが、この10年間、一生懸命がんばって、コミュニケーション戦略を立てて、変革に取り組んできました。
大学の評価は、人々の頭の中のイメージに左右されている部分が大きいと思います。公立だと京都大学>大阪大学>神戸大学という、明治時代からのイメージの序列はおそらくこの先も変化しません。
だから、イメージづくり、情報を受け取る側がどう受け止めているまでに踏み込んだコミュニケーションづくりが大切だと考え、例えば、学校案内を、学長の挨拶、学部の説明など一切なしで、イケメン男子、イケメン女子を前面に出したビジュアル雑誌のように作りました。 この学校案内を作った時、世間の評価はいわゆる炎上状態。 しかし、時間がたってくると「近大はチャレンジしている大学だ」という信念をわかってくれる人たちやマスコミが出てきました。こういう新しい取り組みにチャレンジする近大のような大学はすばらしいと書いてくれたのです。最初の評価と遅れてくる評価があり、遅れてくる評価は、こちらが欲しい評価なのです。これでいい、と思っています。「伝えた」ではなく、「伝わったか」が大事なのです。
最近の近大に関する記事をみると、「いま注目されている、旬な大学 関西1位」「エネルギッシュな大学 関西1位」「チャレンジ精神がある大学 関西1位」「親しみやすい大学 関西1位」というのをいただけるようになりました。
また、産学連携を開学以来大切にしており、少額な研究費でも受けて、産学連携でできる新ビジネスを収益化させて再投資することで、次の新たな産学連携を育ててさらに収益化を図る、というビジネスモデルも作っています。』
感動の大きな拍手がしばらく鳴りやまなかった印象的なご講演でした。
新年交流会では会員のほか、近畿経済産業局をはじめとする近畿各自治体、経済団体、各国総領事館、大学・研究機関など関係方面より多くのご来賓にもお集まりいただきました。 小松会長の挨拶の後、近畿経済産業局長の森 清様より来賓を代表してのご挨拶を頂戴し、その後前会長の立野純三様より乾杯のご発声をいただきました。
交流会には講師の世耕さまにもご参加いただき、盛況のうちに閉会となりました。NBKにとって、すばらしい新年の門出となりました。
※写真上から小松会長挨拶 森局長ご挨拶 立野前会長乾杯ご挨拶 山本理事中締めご挨拶 会場の様子