活動レポート

5月度起業の鉄則研究会

平成 30年5月12日(土) 14 時から総勢15名の参加を得て、本年度第2回目(通算155回目)の起業の鉄則研究会を開催しました。会場は、神戸市兵庫区の甲南アセット本社6階。参加者は20代から80代と多彩で、今年は会が発足して15年目の節目とのことで、神戸新聞社経済部記者大島氏の取材も入りました。活発な意見交換がなされ、参加者全員が意見を述べたくなるような大変有意義な研究会になりました。

◆第1部:「コトバの「見方」を変えて、コトバを「味方」にする方法~「見て」楽しく文章力を育もう~」
講師:株式会社コトバノミカタ 代表取締役 本下 瑞穂 氏
「私はケン・ロビンソンの影響を受けました」と語りだす。アメリカのプレゼンテーション番組で「学校教育は子供の創造性を殺してしまっている」を観て、子供の創造性を育む事業がしたいとクラウドファンディングに挑戦し、会社を立ち上げた。 私たちがこの社会で求められているのは論理的考え方と伝える為の文章力。円すいを上から見るのと、横から見るのでは違って見えることを例えに、物事は視点を変えて見ることも大切と話す。懐かしい学校の授業を思い出すような3部構成の全員参加型のプレゼン。日本人は時系列型、アメリカ人は因果律型とのことで、問題を解き、答えを確認してみると、ほとんどの参加者が時系列型に当てはまっていた。見方を変えてみようと考えさせられる、あっという間の一時間半だった。 インターネットの正体はプログラミング言語で、コトバは道具として成長・変化し続けているという話に皆が興味津々で耳を傾けていました。

◆第2部:「車椅子利用者が困らぬよう、駅を中心にルートマップを展開中」
講師:株式会社グローバルITネット 代表取締役 三木谷 毅 氏
車椅子、杖、ベビーカーや大きな荷物。自分に関係ないと思っていませんか?生きている中で、直接的でなくても、親や孫と間接的にでもいずれその立場になる。53歳の時、脳梗塞で倒れ、車椅子生活となり、車椅子利用者が初めての駅に無防備で行くのとルート情報を得て行くのとでは雲泥の差があると実感した。そこでQRコードにアクセスすると車椅子推奨ルートが確認できるアプリを開発し、JR西日本、阪神電鉄、阪急電鉄、郵便局と各企業と共にコラボ事業を展開。ネットを通じて寄付や協賛を呼びかけ地域に貢献している。関西1000駅の内、20%の駅まで普及させた。システムの告知や普及の仕方、お金を扱うシステムの難しさなどについて参加者にも意見を求め、これも一つのビジネスチャンス、ただ強い想いだけで一から取り組んだプロジェクト、一つ一つのご縁を大切に何十年掛かろうと普及させる覚悟だと熱く話す。ご講演予定時間の1時間が大幅に超えるほど活発な講演が行われました。

小林宏至塾長からはご自身の経験を通して次の言葉を頂いた。「どんなことでも思い続けなければいけない、思い続ければ夢はかなう!」起業家を目指す人達のために手助けをしたい、社会に還元できればと、心の内を話された。懇親会では神戸新聞の記者も参加され、講演内容の感想や今後の事業展開について活発な交流が行われました。次回は、2018年6月9日(土)14時から。甲南アセット本社にて開催予定。

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