活動レポート

第156回起業の鉄則研究会

平成 30年6月9日(土) 14 時から、初参加の方4名を含め、総勢19名の参加を得て、本年度第3回目(通算156回目)の起業の鉄則研究会を開催しました。会場は、神戸市兵庫区の甲南アセット本社6階。
活発な質疑応答があり、大変有意義な研究会になりました。

◆第1部:「今どきのweb制作会社の人材確保」
講師:アンジップ株式会社 代表取締役 辻川 拓志 氏
「大きい会社は最初しか入られへん」。先生の言葉を信じて、卒業後は大手企業に入社し、大きい会社の仕組み、開発、運用を習い、ベンチャーに入り、最後は独立した。ぶち当たった壁は人材確保。採用しても、責任に耐えられずに辞めていくばかり。自分に原因があるのではと、相手目線で考えるようにし、「最終的には自分の責任だけど、チームで動いている」ことを伝えると上手くいきかけた。①会社として動いている意識を強く持たせる②分業をした上での情報の共有を徹底③スキルアップの為にセミナー・勉強会事業を行う、等の対策をとっているとのこと。オフショア開発も始め、わかったことは海外でも日本でも、結局は人と人とのコミュニケーションが重要。コミュニケーションをとることで解決できることも多いとのこと。

◆第2部:「広報が知りたい新聞記者の考え方」
講師:元 日本経済新聞社代表室 編集委員 府川 浩 氏
ニュースリリースを行うことで企業PRができるが、記事になるのは数あるうちの一握り。どうすれば、取材される企業になるのか。新聞はテレビと異なり画像よりもニュース性が重要。犬が人を噛んでもニュースにはならないが、人が犬を噛むと違ってくるでしょ?と面白く話す。会社規模の大小に関わらず、信用力が一番。記者は嘘がないか疑ってかかり、正確な詳しい説明を欲しがっている。そして、必ず連絡が取れるようにしておくこと。その為には、不在時の連絡先まで伝えておくようにするとよい。記者に直接連絡する以外に記者の常駐先や記者クラブへのニュースリリースの書き方など、過去の記事を例に細かくアドバイスもあった。広報の仕事とは企画を持ち込むだけでなく、会社の現況と考え方を理解してもらう為に、受動的広報ではなく、業界や時代を俯瞰した企画を考え、メディアに持ち込み、採用してもられるようにすること。一番大事なことは、諦めないでトライすること!と語る。

小林宏至塾長からも、どの商売にも原点がある。私も過去に人を使うことにはとても苦労した。高い給料を支払っていると思うと腹の立つことも出てくる。しかし、一人では出来ないことを手伝って助けてくれている、この人がいなかったら全て自ら行わないといけないと思うと、感謝の気持ちが湧いてくる。
一人では会社を運営していけない。起業の鉄則研究会の事務局を含め、社員にも常に有難く思っている。
従業員定着率を高くする秘訣は「感謝の気持ち」と教わった。

次回は、2018年7月14日(土)14時から。甲南アセット本社にて開催予定。 IMG_0271.JPGIMG_0237.JPGIMG_0267.JPGIMG_0251.JPG

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