活動レポート

NBKニュービジネスカフェ「製粉会社のビジネスモデル構築について」

「NBKニュービジネスカフェ」は、社内ベンチャーや新規事業あるいは市場開拓に有益な情報を提供し、参加者の方々の交流も通じて人脈拡大する場です。

今回は、奈良県桜井市の旭製粉株式会社 代表取締役 西田定氏をお迎えし、「製粉会社のビジネスモデル構築」について講演いただきました。

旭製粉は小麦粉一筋の会社でしたが、昭和60年代ころ、顧客層である製パン・製麺業の市場が縮小傾向となり、将来への強い危機感を抱いた西田社長は苦心の末、「ミックス粉」に活路を見出されました。
もともと、昭和50年から始めていたプレミックス商品の製造が、旭製粉の「強み」でした。ある時、「小麦粉の全く入っていない粉体を、数種類ミックスしてほしい」との依頼があり、「うちは小麦粉の会社なのに?」と思いながらも作ったところ、味、品質ともに、素晴らしい商品が出来あがり、お客様に非常に喜ばれたのです。
『「小麦粉」にこだわる必要はない。私たち旭製粉は、「粉」のプロフェッショナルを目指すのだ』。
事業の大きな活路が開けた旭製粉は、プレミックス製品の仕事を次々と受注し、あらゆる「粉もの」の案件に積極的に取り組んでおられます。
また、現在は今まで蓄積した強みを活かして、二次加工メーカーや外食・中食などの調理現場における資材の計量や混合といった面倒な工程を代行する『プレンディング プロセス アウトソーシング』という新規事業に挑戦をされています。
西田社長のユーモアがありながらも熱いお話に、参加者からは活発な質問が寄せられ、有意義な会合となりました。
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