活動レポート

未来のチカラ育成委員会 奈良工業高等専門学校「きららかセミナー」に協力

未来のチカラ育成委員会では11月20日(金)、奈良工業高等専門学校が地域におけるリーダーの育成支援のために2019年より実施している"きららかセミナー"に講師派遣協力を行いました。 
"きららかセミナー"の本年度のテーマは、リーダーに求められる資質と意思決定の思考プロセスを学ぶ「リーダーシップと意思決定」です。
外部講師5名が全10講座を担当し、関西NBCは11月20日と11月27日の2講座を担当しました。
講演内容は下記のとおり。

1.「シンギュラリティ」の時代 
既に様々な場面で活用されている【AI】について、(1)無添くら寿司が熟練目利きを学習した「TUNA SCOPE(ツナスコープ)」を導入した「極み熟成AIまぐろ」の販売、(2)コロナ禍で利用を大きく伸ばした映画・ドラマのサブスクリクションサービスのNETFLIXにおける、おススメ機能等を実際の活用事例として解説、AIがディープラーニングを行うことで自らルールを生み出し、2045年(さらにもっと早くなると見込まれている)には、到来すると予測されている「シンギュラリティ」。
2.渋沢栄一氏
2024年に紙幣のデザインがが一新され、新しい1万円札の顔となる「渋沢栄一」。17歳の時に"武士になる"という志をたて実現させ、その後商業の重要性に気づき生涯で約500の企業の設立・経営に関与し現在の経済に大きな役割を果たした。"志"はアントレプレナーにとって最も重要な事柄のひとつである。
3.変化はチャンス 
先日までは、この起業家教育プログラムにおいて「もしドラえもんのどこでもドアが開発されたらなくなる職業は?」という問いを受講生にしていた。航空会社、鉄道、自動車産業...etc様々な分野の職業がなくなるかも?と言っていたが、新型コロナウイルスの影響で、どこでもドアが発明されなくてもなくなってしまう企業や仕事が現実として出てくる時代になった。変化は、想像しているより早く、確実に起こってくる。今までのあたりまえがあたりまでなくなる日が、もうやってきている。
そんな時代にたまたま20代前半を生きる君たちは、めちゃくちゃツイている時代に生きている!今まであったものがなくなるということは、新しい「モノ」「サービス」が生まれるということであり、まさに【変化はチャンス】である。 
4.起業の実例
【好きなことで起業する】 サッカー選手本田圭佑氏のサッカースクール事業の実例を紹介。
【地域を活かして起業する】 徳島県上勝町の葉っぱ事業の実例を紹介。
【価値の違いで起業する】 17歳の高校生が考えたレシート買取ビジネス"ONE"の実例を紹介。
5.まとめ 
谷岡副会長が、「起業家に最も必要な力は、新しいことを発明する力ではない。「モノ」や「コト」に「価値」を見出す力=価値を付加する力です。
君たちは、変化の時代、すごくチャンスがたくさんある時代にたまたま生まれた。このチャンスを活かして、様々なことにチャレンジして欲しい。」と感想を述べ、1時間めの講義を終了した。
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