未来のチカラ育成委員会 出前講義「16歳からの起業塾」
未来のチカラ育成委員会では、「出前講義『16歳からの起業塾』」を12月2日(水)、神戸星城高校において実施いたしました。
「人を幸せにしたい」「自分の夢を形にしたい」そのために「起業」を選択する若者は既に世界中にたくさんいます。この授業は高校生にもわかりやすく、未来の「起業」に必要な考え方や発想方法をゲーム感覚でお伝えするものです。
昨年度から神戸星城高校で、特進Sコース1年生の生徒に年間6回の授業を通じて"起業家マインド""起業"についてお教えしています。
6時間目、最終の授業内容は下記のとおり。
〇最初に
一昨日11月30日は"ビーバームーン"と呼ばれる満月の日だった。その美しい満月を見ながらアイザック・ニュートンの事を思い出した。
ニュートンの学生時代、ロンドンでペストが大流行し、大学が閉鎖された。大学で過ごすはずだった時間はニュートンが自由に思考できる時間となり、【万有引力】の法則を発見したと言われている。新型コロナウイルスが大流行している今、君たちの中からニュートンが生まれるかもしれない。
〇マーケティングとは顧客(みんな)にとっての価値を考えることである
2019年ユニクロがニューヨークのアーティストKAWS(カウズ)とコラボTシャツを実例として紹介した。
人によって価値は変わる。消費者が求めている価値が何かを考えることがマーケティングである。
〇グループワーク (4時間目、5時間目で設立した会社単位でグループワーク)
①「おばあちゃんとおじいちゃんが、孫にサッカーボールを買う用事は?」
②「ディスカウントショップで1500円、プロショップで3000円で売っている同じサッカーボールを5000円で売る方法を考えよう」
講師の谷岡氏は、「今回のワークには正解不正解はない。ただ、現実に、スポーツゼビオという企業が、サッカーボールをリフティングが10回出来るまでショップ店員が何回でもレッスンしてくれる、という特典を付けて販売した、という例がある。これはニーズと用事の違いについて着眼点をおいて考えた良い例である。」と解説した。
また、実際のその他の企業のアイデアも紹介し、「消費者としてモノを買う際に、なぜ自分はこの商品を選んだのか、買ったのかを考えてみると、マーケティングの奥深さと面白さに気づく」と付け加えた。
・「おまけをつける」:グリコはキャラメルにおまけをつけて販売し爆発的に売れた。これまでに開発されたおもちゃは約3万種類、約55億個。創意工夫の歴史がある。
・「豪華な包装にする」:ロイヤルブルーティージャパン株式会社の、桐箱に入ったワインボトル入り高級茶(30万円)は、プレミアム感が好評で、売上を伸ばし続けている。
・「ドキドキ感を演出」:iPhoneの箱は、取り出すのに7秒かかるよう計算して作られている。7秒は「期待とストレスの間で最適な時間」とされていて、初めて箱を開ける時のドキドキ感を演出している。
○まとめ
最後に谷岡氏はグリコの創業者である江崎利一氏の言葉「商売は2×2=5」を紹介し、「2×2が4なのは当たり前のこと。常にプラス1をして5にする事を考えて学校生活や日常を 過ごして欲しい。」と述べて、全6回の授業を終了した。
「人を幸せにしたい」「自分の夢を形にしたい」そのために「起業」を選択する若者は既に世界中にたくさんいます。この授業は高校生にもわかりやすく、未来の「起業」に必要な考え方や発想方法をゲーム感覚でお伝えするものです。
昨年度から神戸星城高校で、特進Sコース1年生の生徒に年間6回の授業を通じて"起業家マインド""起業"についてお教えしています。
6時間目、最終の授業内容は下記のとおり。
〇最初に
一昨日11月30日は"ビーバームーン"と呼ばれる満月の日だった。その美しい満月を見ながらアイザック・ニュートンの事を思い出した。
ニュートンの学生時代、ロンドンでペストが大流行し、大学が閉鎖された。大学で過ごすはずだった時間はニュートンが自由に思考できる時間となり、【万有引力】の法則を発見したと言われている。新型コロナウイルスが大流行している今、君たちの中からニュートンが生まれるかもしれない。
〇マーケティングとは顧客(みんな)にとっての価値を考えることである
2019年ユニクロがニューヨークのアーティストKAWS(カウズ)とコラボTシャツを実例として紹介した。
人によって価値は変わる。消費者が求めている価値が何かを考えることがマーケティングである。
〇グループワーク (4時間目、5時間目で設立した会社単位でグループワーク)
①「おばあちゃんとおじいちゃんが、孫にサッカーボールを買う用事は?」
②「ディスカウントショップで1500円、プロショップで3000円で売っている同じサッカーボールを5000円で売る方法を考えよう」
講師の谷岡氏は、「今回のワークには正解不正解はない。ただ、現実に、スポーツゼビオという企業が、サッカーボールをリフティングが10回出来るまでショップ店員が何回でもレッスンしてくれる、という特典を付けて販売した、という例がある。これはニーズと用事の違いについて着眼点をおいて考えた良い例である。」と解説した。
また、実際のその他の企業のアイデアも紹介し、「消費者としてモノを買う際に、なぜ自分はこの商品を選んだのか、買ったのかを考えてみると、マーケティングの奥深さと面白さに気づく」と付け加えた。
・「おまけをつける」:グリコはキャラメルにおまけをつけて販売し爆発的に売れた。これまでに開発されたおもちゃは約3万種類、約55億個。創意工夫の歴史がある。
・「豪華な包装にする」:ロイヤルブルーティージャパン株式会社の、桐箱に入ったワインボトル入り高級茶(30万円)は、プレミアム感が好評で、売上を伸ばし続けている。
・「ドキドキ感を演出」:iPhoneの箱は、取り出すのに7秒かかるよう計算して作られている。7秒は「期待とストレスの間で最適な時間」とされていて、初めて箱を開ける時のドキドキ感を演出している。
○まとめ
最後に谷岡氏はグリコの創業者である江崎利一氏の言葉「商売は2×2=5」を紹介し、「2×2が4なのは当たり前のこと。常にプラス1をして5にする事を考えて学校生活や日常を 過ごして欲しい。」と述べて、全6回の授業を終了した。