活動レポート

未来のチカラ育成委員会 出前講義「16歳からの起業塾」

未来のチカラ育成委員会では、「出前講義『16歳からの起業塾』」を11月24日(水)、神戸星城高校において実施いたしました。
「人を幸せにしたい」「自分の夢を形にしたい」そのために「起業」を選択する若者は既に世界中にたくさんいます。この授業は高校生にもわかりやすく、未来の「起業」に必要な考え方や発想方法をゲーム感覚でお伝えするものです。

今年度神戸星城高校において年間を通してで行っているプログラム。 今回は和歌山県の高野山で100年以上続くごま豆腐屋「角濱ごまとうふ総本舗」の4代目、角濱功治氏が「地域・人と共に歩む100年~変わらないために変わる~」をテーマに講演されました。

内容は以下のとおり。
◆特殊な地域、高野山
角濱総本舗のある高野山は、山全体が金剛峰寺の境内という特殊な地域である、と映像を交えて紹介しました。

◆"どないどせなあかん"思いで得たものは 
角濱家の祖先はもともと、農業を生業として金剛峰寺に作物を納めていましたが、時代の変化の中で生じる問題や困りごとに対応していくことで、農業から食品加工製造業、飲食業と事業が変化していきました。変化の中で変わらないものは、高野山を良くするために"どないどせなあかん"という思いです。その"どないどせなあかん"思いで、地域・人・もの"すべて"とのつながりを大切に歩んできた100年で得たものは、"笑顔"です。

◆大切にしていること
難が無い人生は『無難』ですが、困難や難題にぶつかったときに『有難い』と思える心と、繋がりを大切にする気持ちが、Satisfaction(満足)を生みます 目の前にある難題に前向きに挑戦し、頂いたご縁をご恩に応えられるよう全力を尽くすことを大切にしています。

◆高校生に向けて
自分以外の誰かを思って行った無駄は決してムダではなく、それが財産になります。夢について考える時、何になりたいかではなく、どのようにして人を喜ばせたいかを考えて欲しい。夢を叶えるための形(手段)は変わっても叶えたいもの(笑顔)は変わらない。変えてはいけないもののために、自らが変ることが大切です、とエールを送って講演は終了しました。

◆質疑応答
谷岡副会長も交え、質疑応答を行いました。「1日にどれぐらいの胡麻豆腐を作っているのですか?」「コロナ禍で経営(売上)にはどれほどの影響がありましたか?」「一番人気の胡麻豆腐は何ですか?」「繋がりが新しい発見を生み、その繋がりがまた繋がりを生むとはどういうことですか?」等生徒から様々な質問があり、盛り上がりをみせました。 IMG-4352.JPG
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