2024年11月8日(金)15：30～「ラ・ヴェランダ」(和歌山市) において、19名の参加のもと、和歌山ブロック例会を開催いたしました。例会では、講演会と交流会等を実施いたしました。
講演会の内容は下記のとおり。
講演会：
講師： 株式会社伊藤農園 代表取締役社長 伊藤　彰浩 氏
演題： 伊藤農園の6次産業化の取り組みについて
内容：
◆伊藤農園の歴史と理念、事業展開
・歴史と背景
伊藤農園は1897年に和歌山県有田市でみかんの問屋業として創業。
規格外品のみかんを活用したジュース製造など、新たな価値を創出してきました。
・経営理念
「有田みかんとピュアなものづくりで新しい豊かな未来を作っていく」という理念のもと、地域の課題を克服し、 持続的な成長を目指しています。
・主な取り組み
1. 規格外品の活用とジュース製造:
規格外品のみかんを利用して100%ピュアジュースを製造。
2. ブランド戦略と海外輸出:
高級スーパーや百貨店をターゲットにブランド力を強化。32か国への輸出を実現。
3. 通信販売の拡大:
WEBやSNSを活用し、通信販売を強化。売上の58%に達成。
4. 商品開発:
26カテゴリー、100品目近い商品を開発。
・未来の展望
みかん畑体験やワークショップ、レストラン、カフェなど、消費者がみかんの魅力を楽しめる環境を提供。
有田地域を活性化するプロジェクトを計画。
・伊藤農園の未来の成長計画と目標
・成長目標
2028年までに目標売上高を目指します。
・ビジョンと取り組み
1. 体験の提供: 20ヘクタールの畑でみかんの収穫や栽培体験を実施。
2. 工場見学とワークショップ: 自分で収穫したみかんでジュース作り体験を提供。
3. 飲食施設: みかんをテーマにしたレストランやカフェを展開。
4. 宿泊施設: 美味しい海産物を楽しめるホテルを建設。
5. 地域貢献と観光資源: 有田地域の魅力を高める取り組みを推進。
・事業概要と運営体制
伊藤農園は、一次産業から三次産業までを一貫して行う6次産業化を推進。
生産部: 21ヘクタールの畑を維持管理。
製造部: 高品質なジュースを製造。
物流部: 商品を顧客に直接配送。
営業部: 全国を飛び回り営業活動。
通信販売部: インターネットやカタログで販売強化。
・社内制度と教育
様々な委員会活動を通じて社員が成長できる環境を整備：
商品開発委員会: 新商品のデザインと製品化。
教育委員会: ミッションとビジョンの社員教育。
ブランド戦略委員会: SNSを活用した情報発信やイベント企画。
社内環境整備委員会: 働きやすい環境を整備。
伊藤農園は、地域に貢献しながら持続的な成長を目指していきます。