未来のチカラ育成委員会では、「出前講義『16歳からの起業塾』」を実施しています。
「人を幸せにしたい」「自分の夢を形にしたい」そのために「起業」を選択する若者は既に世界中にたくさんいます。 この講義は高校生にもわかりやすく、未来の「起業」に必要な考え方や発想方法をゲーム感覚でお伝えするものです。
11月29日(月)、好文学園女子高等学校で2.3年生46名の生徒の参加により実施いたしました。
内容は下記のとおり。
1. ニーズと用事の違いを理解する
まず、美容師で髪を切る例を用いて、「髪を切る」というニーズと、「可愛くなりたい」という用事の違いについて伝えました。
次に、1800年代のアメリカ鉄道王コーネリアス・ヴァンダービルトの事例を紹介。 当時、人々は「鉄道に乗る」というニーズを持っていましたが、「鉄道で旅をする」「世界を広げる」という用事の視点が欠けていたため、 鉄道が普及するまでには時間を要したという歴史的背景を示しました。この説明を通して、用事を意識することの重要性を生徒たちに伝えました。
2. アイデア発想術（カードワーク）
カードを使ったワークでは、3年生が率先して考える姿が2年生の積極的な発表を促し、教室全体が活気ある雰囲気に包まれました。
3. 困りごとからビジネスの種を見つける
日常生活の中から「困りごと」を挙げてもらい、それをビジネスの種として考えるワークを実施しました。
生徒たちからは、「朝起きられない」「宿題をするのが大変」などの困りごとが挙げられました。
これらの困りごとを「どのように解決し、ビジネスにつなげるか」チームで議論し、発表してもらいました。
それぞれの発表にユニークなアイデアや、実生活に基づいた創造的な発想が見られ、大変有意義な時間となりました。