1月27日(金)、奈良交通本社ビルにて、新春特別講演会が開催された。
講師の朝日新聞社奈良総局長の馬場秀司氏に「奈良からの発信するエロス
(色気)−起こせ!奈良ブランディングの旋風−」をテーマに1時間のご講演を
賜った。 要旨は次のとおり。
●奈良のイメージ 落ち着いたイメージでエロスが 感じられない。
町並みのエロスが近代性により 阻害されている。
●美しい風景景観は人間の心を癒すが、奈良町(旧奈良市内)の 景観は一部
の神社仏閣を除き、近代素材の建築物、車、看板等で年々悪化している。
五感でみた奈良町の課題
(1)近代人工色が突出色
(2)近代構造物形状が蔓延
(3)近代人工建材物が多い
(4)車の騒音で自然系音を圧迫
(5)香のない町、自然系触覚が必要
古都奈良の雰囲気がなく、客を迎えられない。従って五感に訴えかける戦略が要る。
●街の色気を「芸事」の復興で奈良の芸事をもっと全面的に
−企業のバックアップが必要 (かつて関西有数の花街として賑わった奈良元林院町
の芸妓が、1月29日、68年ぶりに春日大社で昔の行事と同じ林檎の庭で、日本舞踊
を奉納、町のPRに一役買われた。)
なお、特別講演会の後は場所を変え、講師を交えての新年懇親会を開催し、
会員のスピーチもあって大変盛り上がりのある例会となった。
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