情報トレンド研究会は、「ニュービジネスに係る新しい視点・情報を探り、研究し、相互に交流することを通じて参加会員の事業発展に資すること」を目的として発足した。
　今年のテーマは、今の社会の中核を担う30歳代から40歳代の働き盛りの「ポスト団塊世代のマーケティング検証」とし、第１回の研究会は日経ＢＰ社『大人のロック』をプロデュースされている小川修身部長を講師に迎え、9月28日（水）大阪キタの「ライジング・サン」おいて13名の参加で開催された。 　最近ではこの世代をターゲットにしたマーケティング活動もいくつか見られるようになってきているが、小川講師からはジュネレーション・マーケティングの方法論と、その限界について出版の現場から厳しい見解が提示され、これまでのマスマーケティングから、より細分化されたターゲッティングの必要性が示唆された。
　また日経BP社において『大人のロック』誌を創刊する際のご苦労話等もお話いただき、新規事業を立ち上げる際の困難と、企画から事業化までの手法にも大変傾聴すべきものがあった。
　今回は会場が同誌に紹介されたロックが聴ける店ということもあり、小川講師が実際にロックの曲をかけながら講演するという新しいスタイルでの研究会であった。
　参加者がリクエストした曲を聴きながら、小川氏とのマーケティング談義はいつ果てるともなく続き、大変熱気に溢れた、内容の濃い研究会となった。