企業探訪研究会では12月7日（水）、11名の参加を得て、奈良市左京のけいはんな学研都市にある大和ハウス工業（株）の総合技術研究所を訪問した。
　同研究所は環境共生を基本テーマに生活や建築に関わる多彩な研究活動を行う研究所で、世界の環境共生住宅の模型を展示するミュージアムフロアや性能実験を行うテクノラボ、住まい・建築の先進技術を紹介するメッセージステージなどを見学した。
　また、同研究所の研究員より"環境共生"をテーマに様々な新事業の試みもご紹介いただいた。土壌汚染を解消する自社独自のシステムや小型風力発電、工場廃棄物のリサイクルシステムやビル等の屋上緑化のリース事業、また産官学連携で進められている住宅用蓄電システム等、盛りだくさんな内容あったが、どれも次世代のニュービジネスには欠かすことの出来ないものばかりであった。
　見学した高齢者実験住宅では、これからの介護住宅のあり方と高齢者と快適に同居するライフスタイルの提案を体験した。
　また、免震住宅の体験コーナーでは、阪神淡路大震災クラスの地震にも、ほとんど揺れを感じない装置を実際に体験し、地震体験者からも驚嘆の声が洩れていた。
　その後、会場を同研究所内のレストランに移して交流会となったが、熱心な会員のご参加をいただき大変中身の濃い、有意義な研究会となった。