大阪ブロックは、初めての例会を10月3日にMFCビル(谷町四丁目)で開催し、いよいよ
ブロック活動をスタートさせた。冒頭、立野会長(大阪ブロック担当副会長)が、第一回例会を
迎えるに当たっての思いを語った後、岡本常務理事(大阪ブロック代表世話人)が、NBKが
目指す「ニュービジネスの創出・育成・振興のための産官学民連携モデル」と大阪ブロックに
おける連携推進事業案を説明した。
続いて講演会を開催。太成学院大学教授、釣島平三郎氏に「これからの経営ニューモデル
・新しい企業経営のあり方を問う」というテーマで講演していただいた。西洋合理主義と過激
な資本主義から生まれたアメリカ的グローバルスタンダード経営の問題点を解き、これに東洋
的思想に根ざした日本的経営の長所を取り入れた経営ニューグローバルスタンダードを日本
が発信すべきだという釣島先生の話は、リーマン・ブラザーズの経営破綻に端を発したアメリカ
発の金融危機が始まった直後というタイムリーな内容でもあり、多くの参加者が納得した様子
だった。また、自社の製品を基盤にして顧客に自社の固有技術を利用したサービスを行うことに
より、製造業から製造サービス業に転換したIBMの話などは、ニュービジネスのヒントになった。
講演会終了後、同じ場所で交流会を行った。約40名の参加者が親睦を図り、あるいは情報
交換を行い、最後までにぎやかな例会になった。次回は12月1日に開催するので、さらに多くの
人に参加してほしい。
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