滋賀ブロックの10月度例会を大津プリンスホテルで開催した。 産学官の連携を深め県内の新規産業創出に向けた支援活動を実施していくことを目的に、本年度3回目の例会を2部構成で開催した。参加者は16名である。
今回は、「環境とエネルギー」と題して、2社にご参加いただき「LED照明」と「バイオディーゼル燃料」についてそれぞれ現況及び今後の展開についてご講演いただいた。
1社目の講演は、スタンレー電機褐、究開発センター 正田 斉氏が行った。議題は「LED照明の最新の状況と今後の動向」。LED(発光ダイオード)は現在、信号機、携帯電話のバックライト、乗用車のランプなど多くの電子機器に利用されている。今後、高効率・質の向上・大光量などの点で更に改良、進化の余地があり、二酸化炭素削減、省エネ効果もあることから、蛍光灯や電球に置き換わる光源として期待されている。
2社目はジャパン・メジャーBDF且謦役工場長 新名謙多郎氏が「バイオディーゼル燃料(BDF)利用の提案について」講演を行った。BDF業界において日本でパイオニア的存在である同社。廃天ぷら油からBDFを製造することで、「地球温暖化の改善と地域資源の有効活用」を実践している。環境問題に対する意識が高まる中、今後も大いに期待できる事業である。
2社の質疑応答の後、懇親会場に場所をかえ和やかな情報交換を行った。
|