平成20年12月13日(土)15時から甲南アセット大開ビル別館5階会議室にて本年度第8回目の「起業の鉄則研究会(俗称:小林塾)」が開催された。
(株)アシストワン代表取締役: 松本 茂樹氏の司会で 18名が参加し2名の講師+αを迎え活発な研究会が行われた。
◆ 〜街の飲食店を元気にする〜
「プロの宅配システム」による町の飲食店活性化支援事業
(株)オーシャンネットワーク 代表取締役:大澤 邦章氏
平成7年9月50歳で脱サラ、大久保で1号店を開店、寿司を売る仕組みと取り組み、宅配のフランチャイズシステムを開発した。
現状で、現人員で取り組み、年間2千万円の売り上げを可能にし、年々下降していく中で伸びていく食品宅配市場規模に目をつけ、オリジナルの出前パソコンソフトなど9つの売り上げを上げられる仕組みを開発し、日本には無かった計画的に売り上げを上げる仕組みとしての「宅配」制度を作り上げた。
1年間の実地指導をパッケージを売る”スタンダードタイプ”と貸与する”チャレンジシステム”に分けてクライアントである飲食店に対応している。
14店舗からスタートし4年後には近畿、中京エリアで累計で220店舗に導入店舗を拡大する計画と取り組んでいる。 計画(事業コンセプト)、市場調査、指導方法など練り上げられたものがあり、新しい事業モデルとして参加者の関心を引いた。また、競合者への対応などについても質疑応答がなされた。
◆ 〜不況だからこそ売れる〜
「世界最初のインクジェットプリンターとオンデマンドプリント」について
(株)エイアイシー 代表取締役社長:竹本 公士氏
不況だから売れるものづくりを掲げ、差別化、オリジナリティ、高付加価値などのキーワードのもとに、サイン、看板や標識の製作から世界で初めての素材ダイレクトプリントのできるインクジェットプリンターDirect Jetを開発した経緯、販売戦略などの紹介がなされた。
プリントごっこに始まるスクリーン印刷から無製版でデジタルオンデマンドプリントを行うにインクジェットが最適であることに至り、市販材料の直接印刷、立体物へのプリント、多品種小ロット、製版レスによるコストダウンなどなどにより4兆円市場へ殴りこみをかけ、年率2桁の成長率で市場拡大に成功してきた。
今後の計画もオリジナリティを生かしたしっかりしたものであり、良い勉強をさせていただいた。
◆ 「ごみ戦争」についてなど
オオスラー有限会社 代表取締役: 田村 満喜雄氏ほか
飛び入りでの自己紹介、事業説明などがあった。
終了後、今月は近くの料理屋「富屋」において年末忘年会を兼ね、また話し足りなかったことなどについて、歓談の一時がもたれた。
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